今週の「純情きらり」

　桜子の音楽学校受験に、長姉の笛子はあくまで反対する。二姉の杏子は、桜子を応援するため、一度は断りかけた見合い相手・河原との結婚を決意する。
　有森家では少しでも収入を増やそうと下宿人を置くことに。幾人か面接して決まったのは、師範学校の物理教師の斉藤先生。
　桜子のピアノへの熱意を感じた西野先生は、課題曲を弾きこなせば指導してもよいと伝える。女学校のピアノで練習する桜子を斉藤は励ます。
　笛子は、女性が生きがいを持って働くことは容易でないと主張するが桜子の｢やるだけやってみたい｣との言葉を受けて、一度だけという約束で桜子が音楽学校を受験することを認める。

功名が辻

◇一豊(上川隆也)の父の代から仕えてきた新右衛門(前田吟)が、隠居を申し出た。嫡男の新一郎(浜田学)に家督を譲りたいという。千代(仲間由紀恵)の計らいで、新右衛門は相談役として山内家に残ることになる。同じころ、山内家には六平太(香川照之)が鉄砲の名手という触れ込みで食客として入り込んでいた。千代と一豊は、互いに六平太と縁があったことを知り驚く。六平太が自分の妻として紹介したのは、なんと一豊が京で一夜を過ごした小りん(長澤まさみ)。折しも千代は、武門に嫁ぎながら子供ができないことを悩んでいた。小りんはそれをあざ笑うかのように、山内家の世継ぎを産みたいと一豊に迫る。